2000年7月に始まった長春日本語教師勉強会も、無事に１年間の活動を続けてくることができました。その１周年記念として今回の研修会があったわけですが、ここでは、われわれが続けてきた１年間の勉強会の経過を記します。発表の内容は、後のページのレジュメをご覧ください。

第１回勉強会（2000年７月１日）

内容：西谷先生の授業のビデオを見ながら、練習の際の注意点やポイントを聞
          き，随時質問をしたり、自分たちが授業でやっていること、問題点を出し、
          疑問に答えられる人が答える。連絡：勉強会の運営について、１ヶ月に１
          回発表を中心とする勉強会を持つことメーリングリストをたちあげること、
          課題として中国側とのリンクを強くすることが話し合われた。

第２回勉強会（2000年８月27日）

発表：石河旭先生（東北師範大学）「作文指導」
　　　　西谷まり先生（東北師範大学赴日予備学校）「ディベート指導」

連絡：  次回日程（10月15日）、当面の幹事は東先生が務めること、西谷先生が
          　帰国後一橋大学でメーリングリスト「changchun-2000」の登録手続きを
          　してくださることが決まった。

第３回勉強会（2000年10月15日）

発表：宋欣先生（吉林工業大学）「日本語音声文法の構想」田賀真美子先生
           （白求恩医科大学）「能力試験１級対策の授業実践報告」短期派遣専門
           家の渡辺嗣朗先生（笹川医学奨学金日語培訓中心）から新しい試験制
           度「日本留学試験」のご紹介があった。

第４回勉強会（2000年11月12日）

発表：山田香尾里先生（東北師範大学）「中国における日本語教育の歴史的発
        　　展−大学の日本語専門教育について−」東和枝先生（東北師範大学赴日
　　　　　留学生予備学校） 「日本事情の授業実践−難しすぎる教科書をいかに使
　　　　　うか」

第５回勉強会（2000年12月10日）

発表：常驕陽先生（長春大学）「景気低迷のもとにある灰色現象と金ブーム」
           小林由生先生（長春市第一外国語中学）「小中学校における日本語教育」

連絡：勉強会の今後の運営について（東先生より）、事務局の開設（局員：東・
           　　松崎）、参加費（毎回一人２元）の徴収などが決まる。

第６回勉強会（2001年３月11日）

出席者：常・浜野・石河・田賀・東・星賀・芝村・山田・木下・木下し・小林・青木・
            　松崎・○東海林（順不同・敬称略・○は司会） 

発表：木下崇先生(吉林大学南嶺校区「学生の作文指導・・・学生との知恵比べ」
           西田孝先生（長春師範学院）「日本語教授法の陥穽(プリント　配布のみ)

連絡：拡大勉強会の案について東先生より連絡。6月15日（金）〜17日（日）の3
           日間開催する予定。勉強会メンバーの承認を受けると共に、協力を要請。

第７回勉強会（2001年４月８日）

発表：芝村康子先生（吉林大学）「初級後半の会話授業実践報告」
　　　 松崎りえ先生（東北師範大学赴日予備学校） 「短期集中コースにおける
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初級の会話練習」
     　
連絡： （事務局より）長春日本語教師研修会のおしらせと宣伝活動のお願い。

第８回勉強会（2001年５月27日）

発表：浜野なな枝先生（長春外国語学校）「スピーチコンテストの指導実践報告」
           東海林健先生（東北師範大学赴日予備学校） 「中級視聴覚の授業実践−
          　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ビデオ（教材）のより効果的な使用法」

連絡：（事務局より）
     ・拡大勉強会の参加者は、５月27日現在約40名 ・６月９日（土）午後２時から
      ５時までの会場事前準備の協力の要請 ・来期の勉強会は８月26日（日）か
      ら再開。場所と時間は従来通り。 来期の内容は従来の実践報告に加え、作
      文の添削の仕方や誤用の修正の仕方など技術面の勉強もしていく予定。